運命のジュエリーと出会うために…

永遠の愛を託し一生のパートナーとなるエンゲージ&マリッジリングから、挙式当日の花嫁を輝かせるティアラやネックレス、 イヤリングまで。数々のトップジュエラーを取材する中で見つけた、ブライダルジュエリー選びのヒントをお届けします!

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リングの“つくり”のチェックポイントは? ジュエリー職人ブランド、HIROUMI

11月22日(水)まで

日本橋三越本店で開催されている「ジャパンセンスィズ」。

伝統から先端技術まで、ジャンルを超えて

日本の美しいもの、上質なもの、心に響くものを紹介している催しです。

本館6階の宝石サロンに出展しているのが、HIROUMI

1930年(昭和5年)からお祖父さま、お父さま、と、

三代にわたって宝飾加工職人の道を歩んでいるジュエリー工房です。


三代目の廣海貴晴さんはまだ30代前半という若さ。

代々受け継がれて来た技術に新しい工夫も加え、

世界中のジュエリー職人が技を競う技能五輪モントリオール国際大会で

日本人として初めての金メダリストに輝いた経歴をお持ちです。


たとえば、すっきりとしたハートにリボンが寄り添う、

大人かわいいデザインの、こちらのペンダント。

裏に三カ所、突起が設けられていて、

肌にペタッとくっつかず、少し浮き上がる工夫が施されています。

裏からも光を取り込むことで輝きが増幅され、

また、身につけてもハートがいつも上を向いて、

相手と“向き合う”角度をキープ。

こんな小さな心使いが、ジュエリーの美しさをより際立たせるのですね。

ハートとリボンがふたりの絆を表現するリングも同様。

一見、フラットなデザインですが、

丁寧に裏取りされ、サイドからも光を取り込むように二段仕立てに

つくられていて、ダイヤモンドの輝きを際立たせます。


そう、毎日、そして一生つけ続けるブライダルリングを購入する時の

大切なポイントである“つくりの確かさ”は、

正面からだけでなく、裏から、横から、

じっくりと眺めて触れることでわかるもの。

マリッジリングがわりや、エンゲージとマリッジを兼ねて購入する

新郎新婦も多いというこちらのハーフエタニティも…

裏から見るとエレガンントな木の葉型の枠が丁寧にとられていました。

「ダイヤモンドとプラチナでつくるエタニティリングは

どうしても幾何学的で冷たい印象になりがち。

せめて裏面に柔らかな表情を持たせたかったんです。

ダイヤモンドの輝きも、通常の丸い裏取りのものより

柔かかくリズミカルに感じられるはず」と、廣海貴晴さん。

フルエタニティではなく、あえてハーフエタニティを提案しているのは

年齢を重ねてずっとつけ続ける中でサイズ直しにも対応しやすく、

手の内側を地金のみにすることで、日常の仕草の中で

ダイヤモンドがモノに当たったり、石落ちしたりすることがないから。

きっちり“ハーフ”でなく指の左右より内側まで

ダイヤモンドがセットされているので、見た目はあくまでも華やか。

こんな所にも、職人さんの気遣いが感じられます。


そして、HIROUMIのリングの、

職人のこだわりが光る、もう1つの特徴が、つけ心地。

先ほどのハーフエタニティはもちろん、

エンゲージとなるダイヤモンドのソリテールリングも、

全部で6型のマリッジも、とにかく指当たりの良さは、感動的。

トゥルっとしたリングの内側のすべすべ感、

頼もしさを感じさせる程よい厚み、滑らかなカーブ…。

同じリングで、こうも違うものかと驚かされます。

長い結婚生活の中では、

つり革やハンドルを握ったり、赤ちゃんを抱っこしたり、

手指は毎日のように酷使されます。

第二の皮膚のように自然で、存在がストレスにならない

リングのつけ心地は、とても重要。

こればかりは写真や文章ではお伝えすることができません!

一級の腕をもつジュエリー職人が、

地金を鍛え、一つ一つ手で打ち出して行く鍛造製法のリングの心地よさを

ぜひ、おふたりに確かめていただきたいです。


マリッジリングのコレクションの中には、

「ダイヤモンドダスト」と名付けた独自の加工で

プラチナに細やかでやさしい煌きを添えたものも。


HIROUMIは、廣海貴晴さんの工房のオリジナルブランドですが、

一流の腕をもつ職人さんのもとには、

数多くのジュエリーブランドから制作のオファーが寄せられます。

全部オフィシャルにできないのは残念ですが、

皆さんがよくご存じの、あのブランドのこの名作ジュエリーも…と

驚かされるものも、多数。

また、世界最大のダイヤモンド原石「カリナン」の研磨など

世界的ダイヤモンドカッターとして名を馳せ、

オランダ女王から「ロイヤル」の称号を与えられた

ダイヤモンドジュエリーのブランド、

“ロイヤル・アッシャー・ダイヤモンド”も、

廣海貴晴さんとコラボレーションした

“ロイヤル・アッシャー・HIROUMI Collection”を展開。


さらに三越オリジナルのブライダルブランド

“ヴァナディス”では、“VANADIS by atelierHIROUMI”として

内側に誕生石をあしらったマリッジリングの

スペシャルオーダーも行っています。


真面目に、丁寧に、心をこめて。

世界に誇るジュエリー職人がつくりあげたリングの

美しさと心地よさを

毎日の結婚生活の中で、ずっと確かめ続けられますように。


ジュエリー
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PROFILE
清水井朋子 / 清水井朋子 ジュエリー・ジャーナリスト 
広告代理店勤務、 コピーライターを経て、エディトリアルの世界に。
多くのラグジュアリー雑誌で、ジュエリーに関する企画・構成・執筆を手がけ、 その独自の切り口が高い評価を受ける。メンバーであるクリエイティブユニット『ピタンガ』が手がけた「平成比翼紋」をはじめ、プロデュースや商品開発の分野でも活躍。

http://nangoku-creative.com/hiyokumon/

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